Windows の「インターネット設定」にはゾーン設定の機能があるが、その保存先はやっぱりレジストリ。いい例じゃないが、d.hatena.ne.jp を「制限付きサイト」に登録した場合でいうと、
HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Internet Settings\ZoneMap\Domains\hatena.ne.jp
に、以下の値が追加される。
"*" = 0x00000004 (REG_DWORD)
一部のスパイウェアやアドウェアは、これを使って自分のサイトを「イントラネット」や「信頼済みサイト」に登録してしまう。また、逆にそういったドメインを「制限付きサイト」に登録するためのレジストリパッチなんかもあるらしい (下記の IE-SPYAD など)。
ちなみに、d.hatena.ne.jp じゃなくて hatena.ne.jp を登録することもできる。この場合、レジストリ上では
HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Internet Settings\ZoneMap\Domains\hatena.ne.jp
の直下に、前述のキーが作成される (設定ダイアログ上では *.hatena.ne.jp という表示)。
ちなみに、設定によっては若干注意が必要みたいで、サポート技術情報に記事があった。
- @IT - IEのゾーン設定情報を移行・バックアップする
- http://www.atmarkit.co.jp/fwin2k/win2ktips/278iezonebu/iezonebu.html
- アダルトサイト被害対策の部屋 - IE-SPYAD - IEの制限付きサイトに悪質サイトを登録
- http://higaitaisaku.web.infoseek.co.jp/iespyad.html
- ときめき☆ランド Works/PCTips/IEZones
- http://www.ccsakura.org/home/yuuten/works/pctips/iezones/
- マイクロソフト サポート技術情報 - 303650 - FQDN または IP アドレスを使用すると、イントラネット サイトがインターネット サイトとして識別される
- http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=kb;ja;303650