誤解を招く説明

下記の記事で見かけたのだが、QRL.jp の URL「圧縮」サービスについて、japan.internet.com に記事が 2 本出ている。

d.hatena.ne.jp

URL 圧縮の無料サービス利用件数、3週間で5万件突破
http://japan.internet.com/busnews/20040810/4.html
7割近くが「長すぎる URL がある」とするも、圧縮ツールの存在を知らない
http://japan.internet.com/research/20040820/1.html

これについては、以前の日記 (id:sardine:20040721) でも書いたように、URL に対して番号をつける仕組みのサービスだ。なのに、相変わらず「圧縮」まわりの説明が微妙にミスリーディングで、読んでてもやもやして仕方ない。

  • なんらかの規則で変換されてるわけじゃなくて、「圧縮」した URL が QRL.jp の DB に登録されてるんですよ
  • しかもその URL は、他の人から簡単に見られるんですよ

前回も書いたように、1 番から総当りで見れば、誰でも「登録された URL 一覧」が作れるわけで。例えば、自分の住所を地図サイトで探して、その URL を友達に教えたとする。その URL は QRL.jp に登録されるので、まったくの他人が番号総当りをやると、その地図を見ることができる。「誰が登録したのかはわかんないんだから、いいじゃん」って言う意見もあると思うけど、僕自身はちょっとイヤだ。
自分のサイトの URL を「圧縮」して他の人に紹介する、といった使い方なら全然構わない。以前からあるインターネットナンバー系のと同じことだ。が、QRL.jp ってのは、そこを「圧縮」と表現することで、よりプライベート or ワンタイムな URL に対しても使ってみませんか、という提案をしているサービスだと思う。
それなのに、番号丸裸って、ありえなくない?