オーストラリアの夏時間、今年はちょっと長い

オーストラリアでは夏時間を採用しており、毎年 10 月から翌年 3 月までの間、時計の針を 1 時間進める。ところが、今年はちょっと延長が入っているため、コンピュータで時間が正しく処理されないことがあるらしい。
在日オーストラリア大使館のサイトによると、例年は、
毎年10月最終日曜日から翌年3月の最終日曜日までで
が基本となっている (州によって若干異なる)。
ところが今年は、コモンウェルス・ゲームの 2006 年大会がオーストラリアで開催ということで、3 月 26 日の午前 3:00 (現地夏時間) までで終わるはずのところ、1 週間延ばして、4 月 2 日の午前 3:00 (同) まで夏時間ということになっている。

Daylight Saving Time - Implementation
:http://www.bom.gov.au/climate/averages/tables/dst_times.shtml

これに対応していないプログラムは、延長された 3/26 3:00〜4/2 3:00 の間、夏時間は終わったものと思い込み、正しい時刻処理が行えなくなる。
この問題への対処はベンダによるが、例えば Microsoft では、サポート技術情報 909915 などでアップデートが提供されている。これを適用すると、"(GMT+10:00) Canberra, Melbourne, Sydney (Commonwealth Games)" など、今年専用のタイムゾーン設定が Windows に追加される。また、Sun の Java (JDK/JRE) では、この問題に対応した最新の JRE にアップデートするよう勧めている