Oracle: コードを 1 行も書かずに Web アプリを作ってみる

DB を使った Web サイトを簡単に作るツール、というのが異様に増えている。Ruby on Rails を筆頭に、Excel シートをそのまま Web 化するツールだとか、HTML にちょっと追記するだけで DB アクセスの機能を追加できるものだとか……。
で、以前の日記で触れた Oracle の無償版にも、Application Express (旧称: HTML DB) というのが付属している。Oracle 上の DB を使って、小規模なサイトを簡単に構築できるのだという。
というわけで、この Application Express を使って、オンラインブックマークの Web アプリを作ってみたよ!


変なテンションのまま続けるよ!

管理ツール開くよ!

Oracle 10g XE の管理ツールは、ブラウザから使うよ! スタートメニューから行けるよ!


デフォルトのブラウザが立ち上がるよ!

テーブル作るよ!

まだ DB がない場合は、ここからテーブルも作れるよ!


ウィザード形式でさくさく作れるよ!

アプリ作るよ!

アプリケーションビルダー使うよ! 作成を選ぶとウィザード始まるよ!


アプリの名前と ID を決めるよ! 他とかぶらないのを適当に決めるよ!


次はページを作るよ! 5 つのテンプレートから選ぶよ!


今回は「レポートとフォーム」にしたよ! 「表名」の右にあるボタンを押すと、別窓が開くよ!


さっき作ったテーブルを選ぶよ! んで、元の窓で「ページの追加」ボタンを押すと、上のところに追加されるよ!


次に進んで、タブの形式を選ぶよ!


共有コンポーネントのコピーはとりえあず「いいえ」のままで大丈夫だよ!


認証と言語の設定もとりあえずそのままにするよ!


次は見た目を選ぶよ! 今回は、5 番のにしたよ!


最後に内容を確認して「作成」を押すよ!


するとぉー


Web アプリできたよ!

さっそく試すよ!

信号アイコンを選ぶと、作ったアプリのログイン画面に行けるよ!


とりあえず DB のユーザでそのままログインしてみるよ!


当たり前だけど、まだ何もデータがないよ! 「作成」ボタンで登録フォームに行けるよ!


もっかい「作成」を押すと、登録されるよ!

というわけで

ほとんどクリックだけで Web アプリの完成です。
RDBMSOracle 限定ですが、手間をかけずに Web アプリ化したい場合には、かなり便利です。
ここから先は、ページを追加したり、ページ内に部品を追加したりと、拡張して行くことになりますね。だいたいどんなことができるかというと、

  • ページ内にカレンダーやサイドバーが置けるよ!
  • タブを増やすこともできるよ!
  • 自前の CSS や画像も使えるよ!
  • Web サービスも呼べるよ! (参照先の WSDL が必要だよ!)
  • DB 上のデータを CSVXML で出力することもできるよ!
  • SVG でグラフも出せるよ!
  • ユーザ認証をさらに細かく設定できるよ!
  • 作ったアプリケーションをまるごとエクスポート/インポートできるよ!
  • 国際化できるよ!

といったところでしょうか。
実は、ここで使った Oracle 10g XE の管理ツールは、それ自体が Application Express でできています。つまり、がんばればこの管理ツールレベルのものは作れるわけです。さすがに、クリックだけでは辛いかもしれないですが。