P905i 買ってみた……ってまたもやなんじゃこりゃぁ!

先週の土曜日、たまたま寄ったショップで買えた。
SH903i の購入から、約 13 ヶ月ぶりの機種変更。
で、その日の夜、さっそく自作アプリを VGA 対応させようとしたんだけど、またも描画領域の指定でガッカリ。

その前に復習

携帯アプリでの描画領域の使い方って、おおまかに言うと、

  1. その端末の描画領域全体。画面上部のピクト表示領域と、画面下部のソフトキー表示領域を除いた残りにアプリが描画する。
  2. 描画領域の一部のみ。240x320 まで使える端末で、そのうち 240x240 だけ使うとか。周囲 (上下や左右) にスキマができる。
  3. 全画面。ピクト表示領域とソフトキーラベル表示領域もアプリが使う。

の 3 種類がある。

P905i

試してみたところ、上で挙げたうち 2 と 3 のパターンはできるんだけど、1 ができないみたいだ。
ピクトやソフトキーの表示領域を除くと、たぶん 480x700 くらいある。ところが、アプリ側の指定が 480x640 を超えるとワイド扱いと判定されるらしく、ピクトが非表示になってしまう。残りの 60 ピクセル分ぐらい、上下にスキマができてしまう。
一方、スキマをなくそうとして 480x700 とかにすると、ピクトは消えてしまう。おまけに、ソフトキーの表示領域にカブってしまい (P905i の画面構成が上下対象でないため)、アプリが描画した上に重ねてソフトキーが表示されることになる。

仕様はどうなのか

ドコモのサイトには端末スペック一覧というのがあって、描画領域のサイズも載っている。

端末スペック一覧/iアプリ
http://www.nttdocomo.co.jp/service/imode/make/content/spec/iappli/index.html

が、これを見ると、905i シリーズはいずれも 480x854 または 480x864 となっている。これって、全画面表示のサイズだ (実際、ADF で指定すると全画面表示になる)。ということは、ドコモとしては「905i 用アプリは全画面向けに作ってね」ということなんだろうか。でも、僕が作ってるのはゲームじゃないし、そんなに広い画面はいらない。むしろ、メールの着信や時刻が確認できなくなって、不便なだけだ。

なんかもうね

905i でアプリ作ろうと思ったら、「ピクトが消える」と「スキマが出る」のどっちかを妥協しなきゃいけないってことだよね、これ。
またもや、とても馬鹿げた仕様だと思う。