ゲームプレイ動画の作り方

FF11 のプレイを録画して、MPEG-4H.264 なファイルに出力してみたメモ。
もう 1 週間くらい前の話なので、すでにうろ覚え。
あと、今まで PC で録画ってしたことないので、再生できる動画を作ることが第一目標。そのため、途中で画質が下がることには目をつぶっている。

プレイを録画する

使っている環境は、MacBook Pro に、BootCamp で Windows Vista を入れたもの。
PC 版 FF11 は持っていないので、フリートライアル版のクライアントをダウンロード。フリートライアル版という名称だけど、いつもの POL アカウントでログインすれば普通に使える。

finalfantasyxi.jp
http://www.finalfantasyxi.jp/

画面の録画には、老舗のキャプチャツール Fraps を使用。未登録なので、連続して録画できる時間が 30 秒までに制限されている。
録画を開始すると、指定したフォルダにファイルが書き出されていく。今回は、USB 接続の外付け HDD を出力先に指定したが、一応録画できているみたいだ。

Fraps
http://www.fraps.com/

なお、今回使った MacBook Pro のディスプレイは 1440x900 だけど、Fraps が対応しているのは 1280x800 まで。これを越えると録画時に、半分のサイズに縮小されてしまう。今回は FF11 のフロントバッファを 1024x768 にしたので、この制限にはひっかかっていない。
マシンパワーに余裕がある場合は、Fraps 以外にも選択肢がある。とりあえず有名っぽいのを 2 つメモ。Dxtory はフリーウェアとして紹介されているサイトが多いが、現在はシェアウェアになっている模様。

Game Cam
http://www.planetgamecam.com/
Dxtory
http://dxtory.com/home-ja.html

AVI ファイルのコーデック変換

Fraps が出力するファイルは、拡張子こそ .avi だけど、Fraps 独自のコーデックが使用されている。このままでは扱いづらいので、AviUtl を使って「一般的な AVI」に変換する。AviUtl 本体の他に、DirectShow File Reader プラグインも必要。

AviUtl
http://spring-fragrance.mints.ne.jp/aviutl/
DirectShow File Reader プラグイン for AviUtl
http://www.tenchi.ne.jp/~yoko/aviutl/

プラグインをインストールしたら、AviUtl を起動して、環境設定を 2 箇所直す。

  • 「システムの設定」で、画面のサイズを変更し、AviUtl 再起動。
  • 「入力プラグインの優先度」で、DirectShow File Reader を一番上に移動する。

ただしこれだけだと、うまく変換できない模様。漠然と、サイズが大きすぎるのかなぁ、と思ったので、圧縮後のサイズを 50%に変えてみたところ、正常に変換された。元のサイズを維持して変換できればベストだけど、そこはまたの機会にってことで。
変換した結果は、外付け HDD の別ディレクトリに保存した。

Mac OS X に切り替え

ここでおもむろにマシンを再起動し、Mac OS X に切り替える。
Windows じゃダメってわけじゃないんだけど、iMovie 使ってみたかったので。

iMovie が読める形式に変換

AVI をそのまま iMovie で読めればいいんだけど、現実はさにあらず。しょうがないので、もう一度ファイル変換。

MPEG Streamclip video converter for Mac OS X
http://www.squared5.com/svideo/mpeg-streamclip-mac.html

これを使って、AVI から MPEG-4 (または QuickTime) に変換する。
……って、今気づいたけど、MPEG Streamclip には Windows 版もある。もしかしたら、Fraps が出力した AVI を、Windows 版の MPEG Streamclip で直接 MPEG-4 に変換すればよかったのだろうか。

iMovie に取り込んで編集

iMovie を起動して、先ほどの MPEG-4 (または QuickTime) ファイルをイベントライブラリに放り込む。
あとは、iMovie で映像をつなげたり、タイトルを入れたり、トランジションを設定したり、BGM をつけたりする。
編集が終わったら、メニューの「共有」から「QuickTime を使用して書き出す」を選択。MPEG-4H.264 な感じに設定して、書き出す。

見る

できあがった動画ファイルは、ひとりで見てニヤニヤするなり、上映会を開いて友人をうんざりさせるなりすればいい。
Mac ではそのまま QuickTime Player で再生できるし、Windows 版の QuickTime Player でも再生できる。試してないけど、Adobe Media Player でも再生できるはず。
Web サイトに載せたい場合は、現状だと Flash ベースのプレイヤーと一緒にアップロードすることになりそう。HTML 5 が普及したら、ブラウザだけで再生できるようになるのかな。

Flowplayer
http://flowplayer.org/

なお、動画共有サイト向けに書かれた説明で、ffmpegX を使って FLV 形式の動画を作る方法が載っていることがある。ただ、これも試してないけど、大手の動画共有サイトはいずれも MPEG-4 (H.264) に対応しているので、今となっては FLV を作る理由はなさそう。