若者の若者離れが深刻化している――はてな総合研究所が 5 日、調査結果を発表した。アンケートを中心に調査を行ったところ、対象者のうち 85 ㌫が「最近は若者ではなくなった」と答えたという。
同研究所は、若者 1 万 5 千人を対象に、10 年間に渡って追跡調査を実施。この度、その結果を発表した。選択式のアンケートでここ 10 年間での変化をたずねたところ、「すっかり若者ではなくなった」「やや若者ではなくなった」が合わせて 85 ㌫となった一方、「まだ若者だと思う」「たぶん若者なんじゃないかな」は合わせて 10 ㌫にとどまった。なお、残り 5 ㌫は「若者かどうかは本人の気分次第」などと意味不明な供述を繰り返しており、渋谷警察署では身柄を拘束して取り調べを進める方針。
この調査では、「若者ではなくなった」と答えた回答者に、自由回答で具体的な変化もたずねた。主な回答は以下のとおり。
- アンケートの年齢欄では「30 歳以上」にチェックを入れるようになった (31 歳・学生)
- 食べれば食べただけ太るようになった (35 歳・自営業)
- 以前は床屋のマッサージがくすぐったいだけだったのに、だんだん気持よく感じられるようになってきた (29 歳・歌手志望)
- 徹夜でのカラオケに関心がなくなった (38 歳・営業)
- 新入社員に話しかけたら「なにこのおっさんいきなり話しかけてきてるの」的な感じで警戒された (27 歳・SE)
- 新しいウェブサービスを見つけて使い始めても、そこで盛り上がっている人たちの大半が十代であることに気付いて凹む (32 歳・マークアップエンジニア)
- 出す年賀状の 8 割以上が仕事上の付き合い。そのうち 9 割は 1 年以上会っていない (36 歳・元俳優)
- 自分は彼女もいないが、妹は去年結婚した (30 歳・占い師)
- オヤジギャグの何が悪いのかわからなくなってきた (29 歳・コンサルタント)
同研究所の sardine 研究員は、「若者の若者離れは加速度的に進行している。このまま進めば大変なことになる。具体的にどうなるかは調査報告にまとめたはずだが、最近どんどん記憶力が悪くなっているので内容はちょっとこの場では思い出せない」と説明している。