地震発生後にキッチン上の棚が開かなくなった場合の対処方法

今回の地震発生後、キッチン上にある棚の扉が開かなくなっていることに気付いた。

微妙に1〜2cmくらい開くんだけど、それ以上は何かにひっかかって開かない。一瞬「棚が歪んじゃったのか!?」と焦ったけど、「待てよ」と思って説明書を探してみると、思ったとおり。耐震ラッチ (耐震ロック) という器具が扉の内側に付けてあり、ゆれを検知すると自動的にロックがかかる仕組み。「地震で扉が開いちゃって中身が頭上に落ちてくる」という事態を回避してくれるのだそうだ。

で、問題はその解除の仕方。


最初は「耐震ラッチ」なんて名前がわからないので「キッチン 扉 開かない」とかでググったんだけど、あんまりわかりやすい説明が見つからなかった。

で、結局説明書を見たわけだけど、それによると、うちのはこんな感じ (©松下電工)。

この図をよく見るとわかるんだけど、扉の右上で隙間からちょこっと見えている白いのが耐震ラッチ。それがあるあたりを押し込むと、ロックが解除される。「開けたければ閉じろ」って、なんか謎かけっぽいですね。

説明文には「『カチッ』と音がするまで」と書いてあるが、実際にはちょっと強めに力を込める必要があって、音も「ガチッ!」という感じだった。あと、上図のように指先で押すというより、手の付け根の部分でググッと押す必要があった。格闘技で言うところの掌底みたいな感じ? なんなら、「厨房開扉掌!!」みたいな技名を叫びながらやってもいいかもしれない。

そもそも頭の上にある扉のさらに上の方ということで、つまり天井のすぐそば。力を入れないと解除できないのだとすると、解除するときは、足場を安定させて、うっかり落ちないように注意する必要がありそうだ。ここで怪我をするわけにはいかない。

なお、「耐震ラッチ」で検索してみると、ほとんどの場合は、あんまり力を入れなくていいようだ。下記のサイトが図入りで説明されていてわかりやすい。

地方都市でのマンション購入体験記 - 耐震ラッチの解除のしかた
http://www5d.biglobe.ne.jp/~kenboo/mansion/taisin.htm