MMORPG "Istaria: Chronicle of the Gifted" を久しぶりにプレイ。このゲーム、以前は "Horizons: Empires of Istaria" という名前だったが、運営会社が変わって少ししたあたりで「Istaria っていう世界を冒険するゲームなのにタイトルが Horizons っていうのは変だなって、前から思ってたんだよねー」とか言い出して、現在の名前に変更されている。PC の種族としてドラゴンが選べるという稀有な特徴はそのままなので、ドラゴン好きの僕にとっては今でもオンリーワンではある。
もうひとつ変わったことといえば、いつのまにか無料でプレイできるようになっていた。種族が Human しか選べなかったり土地を買えなかったりと制限はついてるんだけど、クレカ登録も不要でとりあえず遊び始めることができる。まぁ、僕はドラゴンがやりたいのでお金払ったけど。
以前にプレイしたときのキャラが残っていたのでその続き。初心者用エリアの New Trismus をやっと脱出し、Kion に移動してみた。マジ誰もいない。そして、町を出てすぐのところに、自分より 3 つも Raiting (いわゆるレベル) が上の敵がいて、あっさり見つかってあっさり殺された。
Health (いわゆる HP) が 0 になると死ぬ、というのは "Istaria: Chronicle of the Gifted" でも他のゲームと同じ。そして、死ぬと町に戻るというのも同じなんだけど、このゲームでは「なぜ死んでも復活できるのか」というのが世界設定と結びついているらしい。
Istaria の世界では、人間、ドラゴン、ドワーフ、エルフ等など、計 11 の種族が、Withered Aegis という勢力と戦っている。おおざっぱに言うと、「悪の魔法使いがアンデッド軍団を率いて攻めてきた!」というのが Withered Aegis らしいのだが、生き物系の 11 種族は一時かなり追い詰められて、全滅寸前にまで行っている。
が、とある事件をきっかけに、生き物系 11 種族の中から「死んでも復活する能力を持った人たち」が現れるようになった。そのおかげで彼らの勢力は盛り返し、滅亡を免れた。危機が去ったわけではないけれど、「死んでも復活する能力を持った人たち」がいれば、いつかは打倒 Withered Aegis も叶うかもしれない……。
話の流れでおわかりかもしれないが、本作の PC (プレイヤーが操作するキャラ) は、実はこの「死んでも復活する能力を持った人」なのだ。だから敵にやられて死んでも、能力が発動して復活しちゃう。おかげでキャラがロストしたりせず、冒険を続けられるというわけ。なぜこんなスーパー能力者が現れるようになったのかはプレイ開始時点では明かされていないみたいだけど、その辺はクエストを進めていくといつかわかるのかもしれない。
で、この「死んでも復活する能力を持った人」のことを、作中では Gifted と呼んでいる。Istaria 世界の人々にとって Gifted は希望の象徴なので、プレイしているとあちこちの NPC が「いやー、ここも敵が多くて大変だけど、Gifted なキミが来てくれれば百人力だよ」的なことを言う。モテモテである。VIP である。セレブである。
タイトル "Istaria: Chronicle of the Gifted" にまで Gifted という言葉が入っているところを見ると、Istaria の世界設定を語る上で、Gifted とは何なのかが重要な意味を持っているのは間違いない。
したがって PC が Gifted であることもまた重要であり、死んで復活しないと Gifted たる意味がないのだから、PC が死ぬことにも世界設定上の意味がある。すなわち、僕が今日あっさり殺されたことも、決してまったく問題はないということなのだ。