「本来の "elopcalypse" をお見せしよう」

2 年半前、NokiaMicrosoft との提携を発表したときに、こんな記事を書いた。

今回 NokiaMicrosoft との提携――そして Symbian 廃止を決めた Stephen Elop 氏は、実質的に Nokia をタダで売ったようなものだとして、Nokia ファンや Symbian 開発者から批難されている。前職が Microsoft とあって「もしや Microsoft のスパイだったのか!?」なんて話も出ているけど、そもそも同氏が自社を ”売り飛ばす” のは、これが初めてじゃないらしい。

sardineの日記 - Stephen Elop 氏が会社を "売り飛ばす" のは 2 度目?

この時点では「売ったようなもの」だったんだけど、実際売るつもりだったらしい。

MicrosoftNokiaは9月3日(現地時間)、MicrosoftNokiaのデバイス&サービス事業部を買収することで合意したと発表した。

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バイス&サービス事業部というのはつまり、携帯電話部門まるごと。

これを受け、NokiaのCEOを務めるStephen Elop氏はCEO職を退任してデバイス&サービス部門担当執行バイスプレジデントに着任、取締役会長のRisto Siilasmaa氏が暫定CEOを務めることも発表している。

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ということなので、自分はその売却対象の部門トップになって Microsoft に凱旋し、あとはよろしくねーっていう。残りはどうなるかというと、

7月にSiemensとの合弁解消による完全子会社化計画を発表した通信インフラのNokia Siemens Networks、地図サービス事業のHERE、先進技術開発とライセンスのAdvanced Technologiesの3事業にフォーカスし、Nokiaブランドでの開発を継続していくという。

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携帯電話部門を売った後の「Nokia ブランド」で頑張ってと言われてもね。