かつて僕の憧れだった BeOS。オープンソースで BeOS 互換の OS を開発する Haiku OS というプロジェクトがある。さっきふと思い出して公式サイトを見に行った。
現在公式サイトからダウンロードできる R1/Alpha 4.1 というバージョンは 2012 年 11 月にリリースされたものだ。上の画像は、さっきその ISO イメージをダウンロードしてきて、VirtualBox で VM にインストールしてみたところ。
インストーラで最初から日本語が選択できて、起動してブラウザで日本語サイトを見たりもできる。起動・停止がかなり早い。BeOS のスクリーンショットと言えばおなじみのティーポットも完備している。
公式サイトにある 2015 年 2 月 18 日付けの記事 "End of contract - closing words." によると、フルタイムの開発者として働いていた人が 1 人、資金難のため契約停止になったようだ。Haiku でフルタイムで開発している人が他にいるのかわからないが、いずれにしても苦しい状況であることは間違いない。正直、商業的に価値のあるプロジェクトというわけではないと思うので、逆にここまで続いているのがすごいことだ。
もっとも、Haiku OS プロジェクト自体が終了したというわけではなくて、Beta 1 のリリースに向けて現在も開発が進められているようだ。前述の開発者さんも、まだプロジェクトに関わっていくようだし。