源暎エムゴを使った PowerPoint から PDF を出力する

PowerPoint でフォントを変更して、PDF に出力。一見正しく反映されているようだけど、実はフォントが埋め込まれていない、という事象が起きた。

見えそうで見えない

PowerPoint で資料を作るにあたって、URANUS というテンプレートを使わせて頂くことにした。見やすくすっきりしたテンプレートで、すごく気に入ったからだ。

thepopp.com

テンプレート作成にあたって、同じサイトで配布されているフォント "Spica Neue Font" もダウンロードしてきた。

ウキウキしながら資料を作り始めたのだが、だんだん不安になってきた。というのは、この資料を使うのはオンラインミーティングなのだが、その場合プレゼン資料はディスプレイの一部に表示されるので、やや縮小されることになる。以前同じ環境で他の人がやったときにも、小さめの文字がだいぶ見づらかった。

逡巡した結果、テンプレート作者さんの意向には反することになるけど、くっきり見えるフォントに変更し、フォントサイズも少し大きめにすることに決めた。

そこでまたググって見つけたのがこちらのフォント。

okoneya.jp

インストールするには、展開したアーカイブに入っているフォントファイルをまとめて選択して右クリックし、「すべてのユーザーに対してインストール」を選択する。なお、ここで「インストール」を選択した場合、カレントユーザーだけが使えるようにインストールされるそうだけど、それだと PowerPoint 上のフォントリストには出てこなかった。

さてインストールは完了し、PowerPoint 上での見た目も確認。PDF にエクスポートして、よしよし OK……と思ったのだけど、試しに別のコンピューターでその PDF を表示したところ、フォントが反映されていなかった。

対応方法としては、PDF にエクスポートする際のファイルダイアログで「オプション」ボタンを押し、下の方にある「PDF/A 準拠」を選択。

これでやっとフォントが反映された。