Revel の元ネタは Scala/Java 向け Web アプリケーションフレームワークである Play Framework なのだそうだ。
ということで Play Framework のプロジェクトも新規作成してみる。
Scala IDE と Typesafe Activator のダウンロード・配置
Play のサイトでドキュメントを見ようとすると、なぜか 2.2.x の日本語ドキュメントが表示されるが、最新は 2.3.x らしい。右上の方でバージョンを選ぶと下記の 2.3.x 日本語ドキュメントに切り替わる。
- Play 2.3.x documentation
ここを見ながら Typesafe Activator と Scala IDE for Eclipse をインストール。
以前のバージョンでは play コマンドというのが用意されていたようなのだが、現在は Typesafe Activator という CUI ツール Web ベースの簡易 IDE に統合されているらしい。
CUI で新規プロジェクトを作る場合は、activator コマンドのサブコマンド "new" を使う。引数は新規作成するプロジェクト名 (ディレクトリ名) と、テンプレート。今回は Scala を使用して単純なテンプレートで生成してもらうことにした。
$ activator new hello-play play-scala
activator は最初にプロジェクトを作るときと引数なしで起動した時 (だったかな?) に依存ライブラリを大量にダウンロードする。裏で Apache Ivy が動きまくって、$HOME/.ivy 配下に大量の jar をかき集めてくる。数十分はかかるので、時間に余裕がある時に行いたい。
プロジェクトができたら、そのディレクトリに移動する。そして
$ activator run
と実行するか、
$ activator
でシェルを立ち上げて
[hello-play] $ run
のように入力すると、アプリが起動して http://localhost:9000 でブラウザからアクセスできるようになる。以下、activator のシェルを立ち上げた状態での入力のみ記載する。
ちなみにアプリを止めるには Ctrl-D。
Eclipse にインポートする
作成したプロジェクトを Eclipse でインポートするには、事前準備として activator のシェル上で以下を入力する。
[hello-play] $ eclipse with-source=true
あとは Eclipse のメニューから既存のプロジェクトとしてインポートすればよい。
今「すればよい」と書いたけど、これだけだとなんかコンパイルエラーが残った。よくわからないのだが、プロジェクトのビルドパスの設定を開いて、Libraries タブの Add Class Folder... ボタンを押す。そして、プロジェクトディレクトリ配下の target/scala-2.11/src_managed/main を選択すると、コンパイルエラーが出なくなった。