Office 文書の「保護」

Word、Excel といった Microsoft Office アプリケーションの文書には、内容を [保護] するための手段が 2 つある (以下、手順は Office 2000 での説明)。
ひとつは、文書全体にパスワードをかける方法。実行するには、「ファイル名をつけて保存」のダイアログで、右上にある [ツール] メニューから [全般オプション] を選び、パスワードを入力する。
ここでパスワードをかけると、ファイルの内容が暗号化され、パスワードを知らなければ読めないようになる (とされているが、VBA のマクロまでは暗号化されないようだ)。
もうひとつの「保護」手段は、メニューの [ツール]→[保護] にある。これは、Excel の画面上での操作にのみ有効なものなので、ファイルをバイナリエディタで見れば、内容を見ることができる。
……というのを僕はごっちゃにしていて、どっちの方法でも暗号化はされないのだと勘違いしていた。恥ずかしいー。
ちなみに、ファイル中ではパスワードそのものではなくハッシュ値が記録されているので、違うパスワードなのに解除できちゃった! という場合もあるようだ。

EXCEL 関連質問 - 「Excel でブックやシートを保護する際に……」
http://www.snark.co.jp/soft/faq/excel_q.htm