901i

「3D サウンド」とか、「セキュリティスキャン」とか、どれを取っても「うお、買い換えたい」と思う要素じゃないよね。DoCoMo は「3G 携帯の完成形」とか言ってるけど、次のシリーズで画期的な新機能が載せられたら「まだまだ進化の余地がある」とか当然言うだろうから、完成形ってのは嘘だ。ユーザから見た不満点は、大小合わせれば山ほど残ってるわけだし。
技術系の業界用語で、登場からある程度経って安定した状態を「枯れた」と言うが、携帯電話もやっと枯れてきた (というか、枯れてきたことをキャリアが認め始めた) ってことだろう。今のような「携帯電話」は、家庭用電話や FAX のような進化スピードに落ち着いていくだろう。安っぽいメタリックが多かった端末の質感が、901i では落ち着いたもの中心になっているのも、今までの「新技術! 新端末!」というガッツキ傾向から離れつつあることを示すものだと思う。
「半年に 1 回」みたいな新端末発表スケジュールも、もういらないよね。端末メーカーごとに、出したい時期に出せばいいんじゃないですか。ボーナス時期を見込んで〜、とか、新学期直前を見込んで〜、とか、端末メーカー側にとって出したい時期ってのもあるでしょ。
そんなわけで、店頭でモック触ってよさそうなのがあったら、P2102V からの機種変更 (FOMA だから買い足しだけど) を検討してみようかと思っている。そんな僕から、キャリアおよび報道各位へ。新機種発表時に、開いた状態の端末が並んでる写真だけ出すのやめてください。外側 (背面とか、下側とか) のデザインも気を使ってるんでしょ。だったらそっちも見せてくださいよ。

悪い例 (今回のニュースリリース。下の方にある画像ね)
http://www.nttdocomo.co.jp/new/contents/04/whatnew1117.html