IE7 では RSS API が追加されていて、他のアプリケーションからも利用することができる。
ダウンロードとか未読管理なんかも一体になっている。性質としては、「IE7 が管理している RSS フィードの情報を取得・変更したり、更新処理をキックするための API」という感じだろうか。逆に、単なる RSS パーサとして使うことはできないようだ。
この辺は、これまでの "IE コンポーネント" に似ている。IE コンポーネントは一見「IE で使われているレンダリングコンポーネント」に見えるが、実質的には IE を OLE 埋め込みしてるのとあまりかわらない。そのため、インターネットオプションでの設定内容は IE 単体でも IE コンポーネントを使っているブラウザでも共通して使用される。
Visual C# 2005 の場合、以下の手順で、COM Interop での利用が可能だ。
- メニューから [プロジェクト]→[参照の追加] を選ぶ。
- [COM] タブで、"Microsoft feeds, version 1.0" を選び、[OK] を押す。
- コードに "using Microsoft.Feeds.Interop;" を追加する。
- 名前空間 Microsoft.Feeds.Interop のクラスやインタフェースを使ってコードを書く。
例えば、フォーム上のボタンを押すと、購読しているフィードのタイトルをリストボックスに表示する場合はこんな感じ。
private void button1_Click(object sender, EventArgs e) { IFeedsManager fm = new FeedsManager(); IFeedFolder f = (IFeedFolder)fm.RootFolder; foreach (IFeed feed in (IFeedsEnum)f.Feeds) { this.listBox1.Items.Add(feed.Title); } }
詳しいドキュメントは MSDN を参照。
- Windows RSS Platform
- http://msdn.microsoft.com/library/default.asp?url=/library/en-us/FeedsAPI/rss/rss_entry.asp
また、Ruby での利用例が以下の日記にあった。
- 未以白紙 - Windows RSS Platform を使ってみる
- http://d.hatena.ne.jp/akasa_t/20060419/p1