はじめての Steam for Windows

12 日に Steam の Mac 版が出るらしい。そういえば Steam って使ったことがないなと思って、週末に Windows 版を入れてみた。


今年の 1 月ぐらいに、Xbox 360Portal: Still Alive の体験版をやってみて気に入り、しかし「どうせ先に進んだら反射神経が要求されるようになって、僕はクリアできないに違いない」とひるんでしまい、結局購入は至らなかった。最近ふとしたきっかけでそのことを思い出して Portal について検索をかけてみたところ、ちょうど Steam の Mac 版が出る直前で、Portal もその配信予定タイトルに含まれているということを知った。
Steam がゲームのオンライン配信システムだということは知っていたけれど、しかし「どうせ入れてみたってオンラインにつないだ途端 FPS ファンの人たちに 5 秒で殺されて『オフラインで 10000 回死んでからまた来るんだなチキンボーイ!』とか言われるに違いない」とおびえてしまい、結局これまで公式サイトすら見たことがなかった。僕の中で「Steam で洋ゲーする人たち = FPS でヒャッハー!! する人たち」ということにいつどうしてなったのかは、今となってはよくわからない。
とにかく、いい機会だからと、同じマシンに Windows 版と Mac 版の Steam を入れて、比較してみることにした。「どうせ画質がどうとか音質がどうとかよくわからないから、僕が比較してもあんま意味ないだろう」とは思ったものの、自分にとって満足かどうかがわかれば、今のところは十分だろうと思い直した。
がっつり FPS に挑戦するだけの気力は手元になかったので、Portal の試用版である Portal: The First Slice を試してみることにした。BootCamp 上の Vista。オブジェクトが大量に出てきたりエフェクトがはではでだったりするゲームではないこともあって、問題なく、というか、快適に遊ぶことができた。むしろ、WSAD で操作するのに慣れていないのと、数ヶ月ぶりに持ち出してきたマウスが不調だったことの方が気になったくらいだ。もっとも、グラフィック設定のデフォルト値 (マシンに合わせた値が自動でセットされるらしい) は最高にはなっていなかったから、もっとマシンパワーを要求するようなゲームだとダメかもしれない。
それなりに満足しながら Portal: The First Slice を進めていたところ、テストチェンバー 10 をクリアしてエレベーターに乗ったところで、画面の脇に

サーバー値 cvar 'sv_cheats' が 1 に変更されました
サーバー値 cvar 'sv_cheats' が 0 に変更されました

というメッセージ (うろ覚え) が表示されたあと、ふいにタイトル画面に戻された。何かのエラーで中断されたのか? cheats とか書いてあるから、不正をしてると誤認識されたのかも? ……しばらくググってみてわかったのは、「体験版で遊べるのはここまでだから」らしいということだった。もうちょっと何かそれっぽいメッセージでも出してくれればいいのに。しかし「どうせこんなことを言っても Steam に慣れている人からは『それぐらいググればわかるんだから何の問題もないだろ。Steam はお前のママじゃねーんだよ!』とか怒鳴りつけられるに違いない」という気もしてくる。
結論: Steam はこわい。