ショボいアプリのショボい宣伝を、Twitter 広告に出した結果

色々試してみようと思い、先日作った Android アプリ「祝日いつ?」の Twitter 広告を出してみた。

やったこと

今回のアプリは、誰にでも刺さるような内容じゃないし、面白そうなゲームでもないし、無料で広告も入れてないので、ユーザを増やしたいとは思っていない。ただ、同じようなことで困っている人のところに届いたらいいなと思って、Twitter で広告を出してみることにした。

Twitter の広告には形式がいくつかあるようで、中にはアプリ宣伝用のものもある。たぶんこのタイプだと、Android 利用者にだけ広告を出すとかできるんだと思う。

ところが、僕が作ったアプリは公開範囲を日本のみにしたせいか、Twitter に認識してもらえず、アプリ用の広告は出せなかった。

そこで、ふつうのツイートを使って広告を出す、一番簡単に出せるやつを試してみた。

このようにツイートした後、ツイート右下にある棒グラフ風の「ツイートアクティビティを表示」ボタンを押し、「ツイートを広告に使う」ボタンを押す。

すると、値段を選択する画面が出る。払った金額に応じて広告の表示回数が決まる。選択肢の中で一番安かったのは、5000 円で 2 万 2 千回くらい表示されるというものだった。

……そんなにたくさん表示されなくていいんだけど。1000 円くらいで試したかったんだけど。グッとこらえて、5000 円を選択。

結果

広告を出すと、以降はツイートアクティビティのところで、いままでに広告が何回表示されたかを確認できる。

おおよそ、出してから 1 日ちょっとで、23,750 回表示されて、インストール数はひとつも増えなかった。

  • アプリ用の広告を選べなかった時点で諦めていたこととして、このアプリを入れられない人にも広告が出ていた
    • 雑に見積もると、日本での Android のシェアが 4 割くらい。そのうち、Android 6.0 以降を使っている人が 6 割くらい。とすると、広告を見た人のうち、アプリを入れられる可能性があるのは 24% しかいない
    • 23,750×0.24=5700 なので、そもそも 5700 人しか対象になっておらず、広告の出し方としては非効率極まりない
  • ツイートの画像部分をタップしてくれた人が 1800 人くらいいた
    • これにも 0.24 をかけると 432 人になる。これを「ちょっとは興味を持ってくれた人」の数字だとしたら、宣伝ツイートの不出来によって逃した見込み客が 432 人、と考えることもできる
    • ただの画像で、Google Play Store へのリンクは本文末尾にしかなかった。「ちょっとは興味を持ってくれた」だけの人にリンクまで押してもらえると思うべきではなかった、ということかな
    • しかも、よかれと思って横長にトリミングした画像だったので、タップしても拡大されるだけだった (よくみる Twitter マンガみたいに拡大したら違う部分が見えたりは、しなかった)
    • まとめると、画像じゃなくて、Twitter Card の、大きい画像付きでリンクになっているやつ (Summary Card with Large Image) にしておけば、もう少し効果があったのかも
  • リンクを開いてくれた人も 14 人いた
    • 14 人が全員 Android 利用者だったとして、Android 6.0 以降が 6 割だったとすると、バージョンが合わずにインストールできないという理由で 5〜6 人が脱落。残りの 8〜9 人が、Google Play Store でアプリの情報を見て、インストールするのをやめた、ということになる
    • 文章が悪かったのか、スクリーンショットが撮ったまんまだったのがよくなかったのか

以上、今回のまとめでした。