※LINE BLOG に置いていた過去記事 (2017/06/26) を、同サービス終了のため引っ越し。
2016/12/30〜2017/01/06、NETFLIX で視聴。
ドリームワークスによる児童向けの CG アニメーション。高校生のジムが、突然にトロールハンターに任命される。アミュレットの力により剣や魔法も身に付け、悪のトロール達をやっつけよう! という話。
ただし、ひたすらファンタジー世界で話が進むわけではない。トロールたちが住む地下世界と、人間たちが住む地上が半々くらいかな。数年前にチラ見した『トランスフォーマー・プライム』と似ている。あれも CG アニメーションで、現実での暮らしを続けつつ、非日常の敵と戦う、アメリカの子どもたちの話だった。雰囲気にも共通するものを感じた。
主人公ジムと一緒にトロールハンター"ズ"として活躍するのは、親友のトビーとガールフレンドのクレア、そして、トロールからは博学壮年のブリンキーと、元戦士のアー! が仲間に。アー! は最後の感嘆符まで含めて名前です。
個人的にもう少し出番を見たかったのは、先代トロールハンターの息子であるドラール。後を継ぐ気満々だったところをジムに掻っ攫われた彼は、初登場時には「お前など認めん!」の役まわりだった。ということはお約束として、認める場面がやってくるんだけど、その後のドラールは、ジムの自宅にある地下室に身を潜めて彼を守ろうとする。戦闘の稽古を付けてくれたり、ピンチになれば一緒に戦ってくれたりもするが、馴れ合う気は一切なし。凄腕の渋い用心棒的な。カッコいいと思うんだけど、出てくる回少な目。オープニングにも現れないし。ドラえもんで言うところの出木杉君ポジションで、話の流れで必要な時だけ出てくる。
今見られる『パート 1』26 話のうち、前半 13 話は、ジムがトロールハンターになってから、敵の親玉ガンマーの復活を阻止するまで。後半 14 話からは、ジムの学校に教師として潜伏していたチェンジリングのストリックラーが、暗殺者アンガー・ロットを呼び出してジムを殺そうとしてくる。
ストリックラーは悪役の中でも出番の多い準レギュラーで、感情の描写も多い。終盤には心を改めて和解することになった。児童向きだから、悪いだけのやつより受け入れられやすいように、ということかな。同様に、クレアの弟エンリケとすり替わったチェンジリングの「偽エンリケ」も、こにくたらしいけど意外と人情に弱かったりしていいキャラだった。