ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章

※LINE BLOG に置いていた過去記事 (2018/08/04) を、同サービス終了のため引っ越し。

2018/06/28、Amazon Prime Video のレンタルで視聴。

ちなみに僕は、原作は一応全巻読んでいるけど細かいところはあまり覚えていないレベルのファン。好きなスタンド使いはトニオさん。

今回の映画では、虹村形兆との戦闘が終わったところまでを扱っていた。色々と原作から変わっているところは、個人的にはそれほど悪い印象を受けなかった。たぶん「家族の絆」みたいなことがテーマになってて、そのために原作にないシーンや演出が足されていたりしたんだけど、実写映画化というものはそうでなくっちゃ、と思う。原作は週刊連載漫画として最もよくなるように作られているわけで、映画として作るなら映画として最もよくなるように再構成してほしい。今作でそれが上手く行っていたかはよくわからないけど、東方家と虹村家を対比させて描こうとしてたのはわかった。

変更点の中には、何故そうなってるか今のところわからないものもあって、ネットで「なんで広瀬康一を転校生にしたのか」みたいな疑問も何度か目にしたけど、このあたりも最終章まで通して観ないと何とも言えない。

逆に、キャラクターの髪型再現は、原作に忠実ですよアピールだと思うけど、作り物っぽさが強すぎる。特に仗助。むしろ「ふざけてやってんの?」という気持ちになるからやめてほしい。小説を実写映画化するとき、こんなことしないでしょう。同じ監督で以前実写映画化された『逆転裁判』もそうだった。けど、またやってきたということは、理由があって、やめてくれないんだろうな。この方が事前の宣伝とかポスターがそれっぽく見えて動員数増やせるから、とか?

演者さんは、概ね不満なしなんだけど、東方仗助役の山崎賢人さんと、虹村形兆役の岡田将生さんは、育ちがよすぎるのか何なのか、ガラの悪さが物足りなかった。片桐安十郎役の山田孝之さんは、特殊メイクが仗助の髪型並みに作り物感強すぎて、演技がいいのか悪いのかよくわからなかった。

今考えると、虹村億泰は、演じた新田真剣佑さんがよかったからなのか、髪型の違和感もなかった。顔立ちの印象は、原作のぬぼっとした億泰とは結構違うんだけど、ちゃんと「実写での億泰」として好きになれた。髪型はほぼ地毛でやってたらしいので、現実味があったのはそのおかげもあるのかな。演じるにあたっての気合いがすごい。

観終わってみて、原作再現は別にこだわらなくていいから、残りの章も含めたときに、映画として筋が通った作品になってくれていたら文句ないな、と思った。漫画そのままの展開や見栄えにはこだわらなくていい。

ただ、ネットを観ると、興行成績悪かったらしいとか、続編はポシャったんじゃないか、というような話ばかり出てくる。本当だとしたら残念だ。「第一章時点で観客を満足させられなかったのが悪い」「こんな映画なら続きは作られない方がいい」という人ももちろんいるだろうけど、最終章まで作っていたらどうなっていたのかを知ることができなくなってしまう。少し前、サッカーのワールドカップ予選直前で監督が解任された時に、サッカーファンの人が「この監督のこれまでの戦略が正しかったのかどうか、答え合わせをする機会が永遠に失われてしまった」と書いてたけど、それに近い気持ち。