ゼノブレイドをやっとクリア

よかった、これで解決ですね。

Xenoblade ゼノブレイド(特典なし) - Wii

Xenoblade ゼノブレイド(特典なし) - Wii

クールダウンが必要ね!

2010 年 6 月発売の RPG。出た次の週くらいに買ったはずなのに、1 年以上かかってやっとクリアできた。
ゲーム内のプレイ時間表示は 99:59:99 でとっくにカンストWii 本体のプレイ時間記録では、252 時間 17 分になっている。……いくら僕でもそこまで要領悪くない、と信じたい。Wii 本体はスリープ中もプレイ時間としてカウントされているようなので、電源切り忘れて寝ちゃった日があったのかも。ネットで見ると、早い人ではクリアまで 60〜70 時間、長い人でも 120〜150 時間らしい。
ネットで誰かがゼノブレイドのことを「満漢全席」って書いてたけど、うまい例えだと思う。長編のストーリー、広大なフィールド、大量のクエスト、アイテム合成、街の人とのアイテム交換、徘徊しているユニークモンスター (FF11 で言うところの NM)、その他もろもろ。2 週目も面白いらしいんだけど、たらふく食った直後なので、さすがにちょっと間を開けないと無理です。

連携タイム到来だな!

このゲームをプレイして高評価を付ける人がたくさんいる一方で、不満点がまったくない人というのは、実はあんまりいないんじゃないかと思う。僕もいくつか不満に感じたところはあった。
ネットのレビューで特によく見るのは、「(主にキャラクターの) グラフィックが粗い」「メニューがもっさり」といったあたり。同意です。ただ、個人的にはあまり気にならなかった。もともとグラフィックの解像度にあまり興味がないというのがひとつと、そうなっちゃった理由について想像がついたのがひとつ。
個人的にゼノブレイドの最大の特徴だと思っているのが、広いフィールドを自由に歩き回れること。ゲーム世界全体が 20 個程度のエリアに分けられているが、その 1 エリアがまるまるオンメモリで処理される。同一エリア内ならローディング待ちなしで移動できる上、美しい遠景や巨大建築物もそのまま表示されるようになっている。敵モンスターもかなり遠距離まで処理されていて、「数百メートル先に鳥が飛んでるな」と思って近づいてみたら鳥の大型モンスターだったりする。
その結果、キャラクターのグラフィックが最低限に抑えられたり、メニューから機能を呼び出す度に読み込みを行わなければならなくなっている、というわけだ。

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この辺、他にも相当の苦労が払われているようで、例えば、ゼノブレイドの世界には階段がない。一見階段に見えるのはただの板を斜めに置いたもので、下から見た時に階段に見えるようにテクスチャが貼られているだけなのだ。したがって上から見るとちょっと変な見た目になるんだけど、「階段」を降りるときにはあまり足元を見ないこともあって、意外と気にならない。おそらく、PS/PS2GC で培われてきた「少ないリソースでいかにうまく見せるか」というノウハウがフル活用されているのだ。そういう意味で、ゼノブレイドは「SD 時代の JRPG の集大成」と言ってよいと思う。
すべてのゲームがグラフィックや操作性を犠牲にしてフィールドを広くすべきだとは決して思わないけど、プレイしてみて、ゼノブレイドの行った選択はアリだと感じた。

みんなの気持ちが伝わってきたよー!

上にも書いたように、とにかくボリュームが膨大で、正直何度か「もうそろそろ終わってくれー」と思ってしまった。それでも最後まで楽しめたのは、「全力で作られたゲーム」感が強くて、プレイしていてなんか嬉しかったからかな。
あと、最初の 2 つのフィールド (コロニー 9 と巨神脚) があまりに素晴らしかったので、その感動を最後まで持っていけたことが大きいかもしれない。
僕の中では「10 年に 1 度の名作」だった。次回作も楽しみだ。