生体認証が普及すると本人が攻撃対象に?

/.J 経由で知ったのだが、こんな事件があったらしい。

指紋認証を突破するために指を切断される事件が発生
http://motivate.jp/archives/2005/04/post_40.html

ふつう、セキュリティを突破しようとする際の攻撃対象は、攻撃を受ける本人ではない。その人が持ってる金だったり情報だったりするわけだ。少なくとも攻撃される側は、無意識のうちにそういう前提で動いてると思う。だからこそ、「財産はやるから、命だけはお助けを」みたいなセリフも成り立つわけだ。
で、この事件の場合、せきゅりちー機構に本人を組み込んでしまったため、その人自身も攻撃対象に含まれてしまったことになる。/.J の投稿にもあったけど、今回の事件で「生命反応も見るような仕組みだったら、指を持っていかれないですんだかも」というのはたぶんハズレで、そうすると今度は「じゃぁ一緒に来てもらおうか」→「お前はもう不要だ。死んでもらおう」のコンボが現実になってくる。というか、今の時点でも「諮問認証? よくわからんから一緒に来てもらおう」という可能性はある。虹彩認証なんかだと「目を持っていくと死んじゃうかな。殺人はしたくないから、一緒に来てもらおう」もありえそう。